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【2024/05】ユナイテッド航空マイルのシークレット改悪で日本国内線マイル数はどうなる!?

2024/05/09深夜に紅組の友人から「ユナイテッド改悪おめでとうございます」とのリプが飛んできた。

悲しい気持ちで、「ユナイテッド航空 改悪」とググった僕の気持ちなんて、知らずに彼は嘲笑った顔で、赤い旗を降っているのかと思うと、胸が苦しくなる。

しかし、さらっと出てきたブログ記事を2、3件読んでみたところ、どうやら国内線に関しては、一部改善すらあるようで、いまいち改悪の全容がつかめなかった。

というわけで、本記事では2024/05/09現在でユナイテッド航空マイルを使って国内線のいくつかの路線を乗るために必要な最低マイル数を調べてみた。

私が北海道民のため、CTS発を基準とする。また、本記事の情報を鵜呑みにされても責任は負いかねるため、その辺はご承知おきくださいまし。

新千歳 -> 羽田(CTS-HND) 改善!5500->5000マイルへ

改悪とはいったい…。という様相を呈している。いつだかは忘れたが、元々5000マイルでこの区間は飛べたが、2023年あたりで、5500マイルが必要となる小さな改悪があった。しかし、ここにきて5000マイルとまさかの改善が施されており、ほっと胸をなでおろした。

まだまだ、ユナイテッドマイルの独壇場は続くぜ!と思ってしまったぞ。

新千歳 -> 大阪(CTS-OSA) 改善! 5500->5000マイルへ

こちらも、羽田行き同様、改善している。

※OSA指定で、ITM(伊丹)、KIX(関空)等が対象となる。

新千歳 -> 博多(CTS-FUK) 改善! 8800->8000マイルへ

新千歳->博多は2024年4月に乗ったばかりの路線だ。この時は、片道8800マイルが必要だったが、こちらも改善しており8000マイルで飛べるようになっている。

新千歳 -> 那覇(CTS-OKA) 改悪…。8800->17500マイルに

こちらの路線は残念ながら改悪となってしまっていた。先月あたりに調べた際は、8800マイルだった。日本国内線にも一部の路線では、改悪ということなんだろうか。

新千歳 -> 石垣(CTS-ISG) 改悪…。8800->22500マイルに

新千歳からの国内線ではおそらく最長距離となる石垣。こちらも先月あたりに調べたときは、8800マイルで飛べたと記憶している。日本国内なら、いつでもどこにでも行けるなと息巻いていたが、22500マイルともなると、海外に行くような心持でないと飛べないマイル数となってしまった。非常に残念だ…。

【まとめ】国内線に関しては小さい改善と大きな改悪が入り乱れている

ここまで調査した情報を以下の表にまとめる。

経路これまでのマイル数(記憶)2024/05/09時点でのマイル数距離(mile)
新千歳->羽田55005000510
新千歳->大阪55005000666
新千歳->博多88008000882
新千歳->沖縄8800175001397
新千歳->石垣880022500510(CTS-HND)+1158(HND-ISG)=1668
※新千歳->石垣は規定された飛行距離が把握できなかったため、乗り継ぎを想定して計算した

新千歳発の主な国内便の必要マイル数を調べてきた。これまで国内線は、飛行距離801マイル以内で5500マイル、それ以上で8800マイルという認識だったが、今日以降はそうもいかない結果となった。

ユナイテッド航空マイルで、国内線をよく利用する私にとって、得に僥倖だったのは、博多行きが8800から8000マイルへの改善であったことだ。しかしながら、沖縄行きは、大幅な改悪となり厳しい状況でもある。

まだ、詳しく調査していないが(気力の問題)マイル数を決定する明確な規定について説明されたユナイテッド航空のWebページを見つけられていない。しかしながら、おそらく飛行距離に応じて適正にマイルを絞り取るように計算を修正したのであろう。むしろ、これまでが少なすぎるマイル数で飛べていた状況がついに修正されただけなので、現在が正常なんだろうと納得することにいたします。

【余談】裏技あるかも!まだまだ楽しみは続く。

以下の二つの画像は、CTS->HND、HND->OKAの5月から6月にかけての必要マイル数を調べたものである。

CTS->HND 5000マイルで、その後乗り継ぎ時間に余裕があるような、HND->OKA 8000マイルの便を取ることで、CTS->HND->OKA が13000マイルで取得できるではないか。。。

もしかして、このように調べていくことでマイルを節約して飛べるということか!?

また、使い方によっては、東京で1日以上遊んだ後、那覇に飛ぶといったこともできる。

さらに…。CTS->OSA、OSA->OKAの5月から6月にかけての必要マイル数を調べたものである。こちらであれば、CTS->OSA 5000マイルとOSA->OKAの5000マイルで合わせて、10000マイルで飛べてしまう。うまく乗り継ぎ便を指定できれば、かなりのマイルを節約できそうだ。大阪経由であれば、これまでのCTS->OKAの必要マイル数8800から改悪後でも10000マイルで飛べるとなれば、改悪による影響を最小限に抑えることができそうだ。

【Day 4】地獄の深夜バス初体験!? | 船・バス・電車・飛行機 全てに乗ります旅

2022年9月のシルバーウィークの9日間を使い、行ったことのない場所へ、乗ったことのない乗り物で目指す旅。4日目。

以下のような感じで行動予定。

  • Day 1(土)札幌出発 至苫小牧 フェリー乗船 敦賀へ
  • Day 2(日)夜 敦賀着 至金沢へ
  • Day 3(月)昼 金沢観光 夜 台風14号ご対面
  • Day 4(火)昼 金沢観光 夜 深夜バス? 至羽田へ
  • Day 5(水)第一回どこかにマイル 至(石垣 長崎 出雲 松山)のどこかへ
  • Day 6(木)(石垣 長崎 出雲 松山)のどこかに滞在
  • Day 7(金)(石垣 長崎 出雲 松山)発 飛行機にて 至羽田
  • Day 8(土)第二回どこかにマイル 至(伊丹 帯広 函館 新千歳)
  • Day 9(日)(伊丹 帯広 函館 新千歳)から 札幌を目指せ

これまでのあらすじ

フェリーで20時間かけて本州へ上陸後、金沢のカプセルホテルで一夜を明かし、金沢観光を経て旅行4日目の朝を迎えた。

Day 4 ついに地獄の深夜バス初体験!?

本日夜はついに、深夜バスに初めて乗ることが決まっている。日中は出来るだけ、体力を温存しつつ金沢最終日を楽しんだのち、地獄への門戸が開かれる時間(発車時刻)を迎える予定である。

またもやホテル朝飯を食べ損ねる…。

3日目から4日目にかけては、ホテル日航 金沢に宿泊した。台風直撃の日ということもありいつもよりはリーズナブルな価格で宿泊出来たので、ついでに朝食をつけて予約していたのである。

しかしながら、起床したのは10時半。たしか朝食の最終受付は9時半だった。ちょっといいホテルの朝食はたとえバイキング形式であってもしっかり楽しめるはず…。だったのだが、非常に残念であった。

チェックイン時点で朝食を付けたい場合はつければいい。よっぽど割引があったりしないのであれば、素泊まりで宿は確保すべきだという教訓を得ました。

朝食は食べられなかったが、みちみちさんのコーヒーをしっかりいただけたのが良かった。

レンタカーを借りました

昨日、金沢市役所前でApple Watchを忘れて立ち去る前に実はレンタカーを探していた。その作業が終わった後に、置き忘れて歩き出してしまったのだが…。平日であることが功を奏したのか、前日の予約で、1日 3300円でレンタカーを確保できることがわかった。何をする計画があるわけでも無いが、夜は深夜バスが待っており、日中は出来れば徒歩での観光行為は避けたかったため、レンタカーを借りることにしたのであった。

宿泊していたホテルから、金沢駅前にあるワンズレンタカーさんまでは徒歩10分程度で到着できた。

レンタカー屋の定員さんにドライブするならどこに行けばいいかを尋ねたが、5冊くらい紙の観光冊子を渡されてしまい、結局良質な情報は得られなかった。

フィットを格安でレンタル。珍しく愛煙家仕様だった。店員さんに「喫煙車ですが問題ないですか?」と問われるくらいには嫌われ者である。可愛そうでならない…。

とりあえず、金沢駅から西にある日本海側の海岸沿いに向けて車を走らせたところ、思い付いた。

そうだ!のどぐろを食べよう!

のどぐろ実食

のどぐろはほのかに甘くて、ほろほろと脂が溶けていくような感じだった。

一体いくら払えば食べられるのだろうと少し怖かったが、一貫500円との事だったので北海道で言うホタテや、ホッキ、つぶと同じ位の値段で一安心。左の二貫はそのまま。右の一貫は軽く炙ってもらった。それがおすすめの食べ方らしい。

向かったのは、金沢まいもん寿司本店さんのとなりにある魚匠庵さん。少し郊外にあるお寿司屋さんだ。あとからわかった事だが2つのお寿司屋さんが隣り合っている。

美味しい回転寿司的なお店(北海道でいうところのトリトンさんのような)、まさにコストパフォーマンスということで現地の人がよく行くようなお店を探したかったが、こういう要件の時ほどGoogle検索は役に立たないと思っている。今回は時間もなかったので、Twitterのつぶやきで現地民と思われる人が「どこどこのお店はやっぱうまいわ〜」的な事を言っているところに行こうと決めた。調べたところ、初めに目についたのが、金沢 まいもん寿司さんだった。

僕が入店したのは、平日の午後1時半ぐらいだったので、店内にはお客さんはあまりいなかった。また、店内に入って気づいたが回転する皿は見当たらなかった。回転寿司では無いようだ…。まあいい。

(後からというか、まさに執筆中の今気づいたのだがどうやら金沢まいもん寿司本店に行こうとしていたが、となりの魚匠庵さんに入店していたようだ(笑)。ちなみに魚匠庵さんは金沢まいもん寿司プロデュースとのことなのでどっちに行っても対して変わらないだろう…?

本節冒頭に書いた通り、のどぐろは美味かった。そして、その他にも北海道で自分が食べたことのない海老などをいただき、非常に満足でした。海鮮は北海道だけじゃ無いんだなと実感したと共に、今後は各地で食べたことのない種類の海鮮を集中的に食べていきたいと思った次第でした。

昼時だったのでお昼セットがあった。確か3000円くらい。右下にあるのはがす海老。少し硬めでプリッとした食感。人生初体験の感覚。これもまた食べたい。

カウンターに座り、お寿司をいただいている最中は、寿司を握ってくれた方とお話しさせていただいた。なんと、彼とは同郷であった。それもあったのか、色々と教えてくれた。金沢には北前船が存在していた関係から北海道出身の人が割と居るとか…。また札幌の今を聞かれたりした。その流れで、今日の次の予定とやらなければいけない事(洗濯しつつ、長距離ドライブもしたい)を話して相談すると、洗濯も出来るおすすめのサウナ施設を教えてもらえた。テルメ金沢さんである。彼は自分はテルメ派と言っていた。なるほど、金沢でおすすめのサウナを聞かれた時は”何々派”と答えると玄人感が出るかもしれない(笑)。

お話ししてくれた3名の店員さんにお礼を行ってから、テルメ金沢へと向かった。

金沢サウナ: 僕もテルメ派っす

テルメ金沢の駐車場はとてつもなく広く、また施設の規模もとてつもなく大きい。威圧感を感じる面構えだ。施設分類としては、健康ランド的な立ち位置だろう。

まずはコインランドリーで洗濯を済ませた後、受付を済ませた。この時点で14時半を回っていた。車を借りたのにまだ、お寿司を食べただけである。20時には金沢駅前に車を返却にしなければならないので、入浴時間は短めにする必要があったのが非常に残念だった。それくらい素晴らしい大浴場であった。

素晴らしいポイントは沢山ありすぎたが、ピックアップするなら、開放的で日が差し込む内風呂(もちろん露天スペースもある)、寝ながら入ってOKなタワーサウナ、深水90cm程度で常に対流しており水が常に浴槽から溢れちゃってる水風呂、かけ水(かけ湯の水バージョンのやつ)、そして無数にある休憩スポット。

結局1時間半、大浴場に滞在したが時間が全く足りなかった…。

和倉温泉方面へドライブ、富山経由で金沢へ戻る

洗濯しつつ、テルメさんでサウナを楽しんだら時間は16時になってしまった。レンタカーの返却期限は20時なのでそれまでに出来ることは少ない…。ひとまず、金沢市内から和倉温泉を中間地点として、富山経由で帰ってくることにした。

実際に走ったドライブルート。 能登半島の半分まで行きぐるっと1周してくるようなルートを選定。北上と南下は高速道路を使っている。

金沢市内から北上して和倉温泉を目指すには、のと里山(さとやま)海道という無料高速を使うのが便利である。道中には、砂浜を走ることができる千里浜なぎさドライブウェイがあり、ぜひ走ってみたかったが、前日の台風14号の影響もありこの日は通行止めだった。

普段はこの砂浜を車が走っているとの事。 しかし、この天候では通行止めであることがうなずける。

そのまま北上を続け和倉温泉に到着した。温泉街中心部に位置するコンビニに車を止めて、少しだけ温泉街を望むと、聞いたことのある名前を見つけた。加賀屋さんである。時間とお金に余裕があれば、和倉温泉に一泊するのも悪くないと思っていたが、残念ながらどちらも許さず…。いつかまた来る理由をとっておこうと思いながら、和倉温泉を後にした。

温泉街中心部から加賀屋さんを望む。 いまだに加賀屋さんの存在はよくわかっていないがなぜ聞いたことがあったのだろうか…。 有名なんでしょうかね?

金沢最後の夜は中心部から少し離れた場所にある第七ギョーザの店で、ギョーザを食べようと思い、車を走らせたが残念ながら定休日であった…。気持ちを切り替え、金沢に複数チェーン展開されている、8番ラーメンをいただき、車を返却した。第七ギョーザ、食べたかったな…。

8番ラーメンのバター風味を注文した。届くまでわからなかったが麺は少し太めな感じであった。スープはとてもあっさりしていて、どんなタイミング(夜の締めから朝ラーメンとして利用するなど)でも食べやすい健康的なラーメンであると感じた。

レンタカーを返却したのは20時ちょうどで、今夜乗車する深夜バス様の出発時間は22時30分と乗車までには意外と時間があった。金沢駅周辺で食事をとも思うが、先ほど8番ラーメンをいただいたばかりでお腹も空いておらず、どうしたものかと思っていた。

戦闘準備

そんな時にまた、見つけてしまったのが金沢駅のすぐ横にあるアパホテル〈金沢駅前〉さんのお風呂とサウナ。なんと、仮眠用の休憩室までついている。深夜バスの停留所の目と鼻の先に位置しており、まさにこれから戦う戦士たちの補給ポイントともいえる様相であった。こちらで体を清めつつ、いよいよ深夜バス様の停留所に赴いた。

金沢駅東口から徒歩1分の場所にあるアパホテル金沢駅前さん。クーポン利用で バスタオルタオル付き800円と場所の割に非常に割安な値段で利用できる。おそらく深夜バスに乗る前の戦士たちのことを考えているのだろう。本当にありがたい。

さくら観光 リラックス3号 金沢-東京

まずは、本日対戦させていただく深夜バス様のお姿を後ろから前に向かって舐め回すように観察させていただき、これからの10時間に思いを馳せる。

今回は500円プラスで座席を指定できるとのことだったので、初めてでよくわからなかったが、一番後ろの席に乗車させていただくことした。

金沢発東京行きのバスは有無を言わさず、タイムスケジュール通り、22時30分に金沢駅を後にした。僕にとっては生まれて初めての金沢で名残惜しい気持ちが多々あった。しかしながら、深夜バス様と運転手様にとっては、全国に無数にある地方自治体のうちの一つから移動を開始したにすぎない。

移動を開始してからは、恒例の運転手様による車内アナウンスが流れる。もちろん、札幌の某深夜番組の影響もあり、深夜バス乗車後の運転手による車内アナウンスは抑えるべき最重要ポイントとして把握している。ここで、休憩ポイントの情報や車内設備の説明が行われるのだ。しかしこれがまた一番後ろの座席だととっても聞きにくかった。どんなに耳をこらしても、部分的にすら聞き取れない。まるでTOEICのリスニングテストのようだった。そんな時ノイズキャンセリング機能付きのイヤホンを付けて、外部集音機能をONにすると、これが意外にも聞き取りやすいことがわかったが、時すでに遅し。なんの情報も得られぬままバスは東京へと進み始めてしまった。

僕が乗ったこのバスは、金沢発、富山経由で東京へと向かう。金沢から富山までの間は約一時間ほどで、その間は車内灯は消灯せずついたままであった。金沢からの人はすぐに寝かせてももらえないのだ。僕はこの時間を使って事前に購入しておいた鯖押し寿司をいただいた。お供にビールが欲しかったが、万が一体調を崩した時の退却場所が存在しない言わば背水の陣が敷かれた状況ともあり、飲む気はなかった。そもそも車内規定により飲酒は厳禁なのである。

本日は、旅を始めてから4日目で7泊8日の旅のちょうど中間にあたる日であった。この時点で、後半にゆく先の宿泊施設を押さえていなかった。深夜バスの中は、充電設備がそれなりに整っている事もあり、またそもそも寝れないだろうという予想のもと、移動中に後半の旅の予定を固めておこうという作戦だった。寝かせまいとする相手に対して、こちらからの攻撃的な守備隊系(野球では”攻撃的な守備”といった表現をすることがある)とったわけである。

そんな事をしていると、3回あるうちの一回目の休憩ポイントとなるサービスエリアに到着した。時刻は日付を跨いで、深夜1時。有磯海SAである。そもそも、まずもってこのSAの名前読めない。読み方は「ありそうみ」だそうだ。実は、乗車前に運転手さんに1回目の休憩地点を聞いていた。場所を把握しておけばだいたいの到着時間がわかるだろうと思ったためである。1度聞いてわかったつもりで乗車したのだが、この読み方にこの漢字の当てかたは、なかなかに想像出来ず、乗車後に場所を特定するのに苦労したのだった。

有磯海SAの駐車場。 与えられた10分の休憩で外の空気を存分に楽しんだ。

10分間の休憩を終え、バスは再び東京へと走り出す。僕はまた攻撃的守備隊系を取りつつ、座席に身を委ねた。そして、後半の旅の予定を全て確定し、いよいよ睡眠という名の攻撃を始めようとした直後に2回目の休憩ポイントに到着した。まだ寝かせてくれないようである。

時刻は3時20分。2回目の休憩は松本SAである。北海道出身の僕でも名前を聞いたことがある場所だった。こちらでは、金沢に帰省した帰りの若者に火を分けてあげたキッカケから、お話をさせていただいた。金沢スタンダードを聞くチャンスを逃すわけにはいかまいと、主に食に関する質問をぶつけた。彼は自由軒も第七ギョーザも把握していた。特に笑顔で「第七ギョーザ美味いっすよね〜」と言っていたあたりで悔しい気持ちが再燃した。あぁ〜やはり第七ギョーザは食べたかった…(本記事2回目)。

お約束の通り、与えられた10分きっかりの休憩を終え、バスはまた東京へ走り出す。

ここで、ついに就寝を試みたところ、なんとか眠りにつくことができたのだが、それも束の間。慣性を感じなくなった途端に目が覚めた。

3回目の休憩ポイントに到着したのは、5時40分ごろ。寝ぼけ眼で、再び金沢出身の若者と話しながら、10分を消費した。

最後の休憩を終えて、バスは新宿のバスターミナルへ向けて出発した(正式にはバスタ新宿だが、在住道民はそんな固有名詞、なかなか出てこない)。この間にどこで降りるかを考え始めた。バスは新宿で降りるか、横浜で降りるかの2択を選択できたのだ。出発前に風呂に入ったにもかかわらず、ここまでの戦いによって体はすでに気持ちの良い状態ではなかったこともあり、無事に降車できた暁にはサウナに行こうと心に決めた。なお、新宿で降りれば、ベルクで朝食にありつけたが、バスの到着予想時刻は7時。そして、平日。ベルクで癒しを得るにせよ、その後通勤ピーク時の電車に乗ろうものなら、発狂してしまいそうだったので、泣く泣くベルクでのモーニングは諦めて通勤時間帯を外すために、横浜までバスに乗る意思決定を下した。

そして、10時間の戦いが終わり、ついに解放の時が来た。

横浜バスターミナルで無事下車することができた。 今回は寝ようとせず スマホで作業をしていたので、実はそこまで辛いという感覚はなかったの。 まぁ、よっぽどの事が無い限りまたお会いすることはないだろう…(笑)。

Day 5へ

Day 5からはついに飛行機が登場! JALさんが提供してくれている制度”どこかにマイル”を使ってまさにどこかへ向かうことになる。

【Day 3 後編】歩いているだけで楽しい街金沢 | 船・バス・電車・飛行機 全てに乗ります旅

2022年9月のシルバーウィークの9日間を使い、行ったことのない場所へ、乗ったことのない乗り物で目指す旅。3日目。後編。

以下のような感じで行動予定。


Day 3 歩いているだけで楽しい街金沢 後編

危なく拾得物を生み出すところだった

建築美術館からバスで移動し、今度は21世紀美術館へ。展示を見終わり、隣にある兼六園に足を運ぼうと思ったが、美術館の隣に金沢市役所前に広場があったので少し休憩をと思いベンチに座った。すると、しばらくそこから動くことができなくなった。腕に付けたApple Watchを外し、しばらく休憩した後、兼六園に向けて足を進めた。

金沢市役所。この右側に噴水やベンチなどがあり開放的な空間が広がっていた。

少し歩き始めた時、腕にいつもついているものがないことに気づく。最近このように、ものを忘れた気がしても、結局はバックに入っていることが大半であったので、今回もそうだろうと思いバックの中を漁ってみたが無い。ハッと自分がいた広場の方を見ると、首からカメラを下げた一人旅の若い旅行者が何かを見つけてあたりを見回している様子が伺えた。

その若者の場所に戻ってみると、案の定そこにApple Watchが腕から外しましたの状態で置かれている。彼は今まさに交番に届けようかと迷っていたところだと話をしてくれた。

彼に礼を告げた後、再び兼六園を目指して歩き始めた。外した腕時計を外したままその場に忘れるという情けない事象に対して、フェリー移動とカプセルホテルであまり睡眠時間を取ることができなかったことが、認知機能の低下に影響していることを感じつつ、しかし足に鞭を打って観光を続行した。

兼六園を見て

金沢城の横に位置する兼六園。今となっては観光スポットとなっているが、池の周りにある広場等を見て、個人的には昔の人がこの池を囲みながら宴会を楽しんでいる様子が脳裏に浮かんだ。おそらくその宴会の主催者は金沢城城主、加賀藩の偉い人だったんだろう。その構図で行けば、現在の行政の長である市長あたりがたまにはこの兼六園で宴会を催してもいいんじゃないかなぁ、なんて勝手なことを考えてしまった。

兼六園内にある霞ヶ池を小高い山から望む。この地点から見て右奥には広場が存在していた。

金沢の自由軒へ(RESTAURANT 自由軒)

僕の地元旭川にも同じ名前のお店があるが、金沢にもある。このお店は出発前に「やかん by みちみち種や」さんに訪れた際に教えてもらい足を運ばせていただきました。

疲れた体へご褒美。オムレツとチキンプレート。あれ、醤油ベースのライス入りオムライスを食べるべきだったのでは!?これはもう一回行かないとダメなやつですね。。。

VS台風14号

この日、深夜には台風14号が石川県に到達する予報でした。そのおかげか、金沢駅前にあるホテル日航 金沢がいつもよりリーズナブルなお値段で利用できた。前日からの移動疲れを癒しつつ、台風通過時の天気の状態を高層階からよく観察できそうなことを狙って、宿泊を決めた。

ホテル日航 金沢 客室から市内を望む。まだ台風は来ていない時間帯。
お供にはHEIDEE金沢さんのスパークリングワインを購入してきた。
深夜2時頃。雨と風が強くなってきた。

3時をすぎたあたりから、バタバタと轟音と共に窓に激しく雨が打ちはじめて、いよいよこれは寝れないぞ…。と思ったのも束の間、これまでの移動疲れから一瞬で眠りについていた(笑)。


Day 4へ

徒歩による金沢観光とは打って変わって、レンタカーを借りて少し周辺を回ろうと計画している。夜には深夜バスにて東京への移動が控えているので、戦いに備えて入念に準備をしていく必要がありそうだ。

【Day 3 前編】歩いているだけで楽しい街金沢 | 船・バス・電車・飛行機 全てに乗ります旅

2022年9月のシルバーウィークの9日間を使い、行ったことのない場所へ、乗ったことのない乗り物で目指す旅。3日目。寝落ちで力尽きたのでひとまず前編。後編は深夜バスの中で書きます。

以下のような感じで行動予定。


これまでのあらすじ

フェリーとJRを乗り継いで、Day 2の深夜に金沢へ到着。カプセルホテルで夜を明かしました。

Day 3 歩いているだけで楽しい街金沢

カプセルホテルで寝坊しました

起床は10時45分、チェックアウト時間は11時…。急いで準備をして、宿を脱出しました。実は朝7時までDay 4以降のホテルや移動手段をリサーチしていました。感覚としては、テスト前に徹夜するイメージ。いつまで経ってもこの悪い癖は治りませんねぇ…笑。

寝ぼけ眼で浅煎りコーヒーをいただく

フェリー乗船前に訪れたミキオコーヒー(仮)のミキオさんに教えてもらった金沢のコーヒー屋さんが、宿泊地であるカプセルホテルから激近だったので、寝ぼけ眼を叩き起こすためにコーヒーを飲みに行きました。

メインストリートから一方入ると閑静な住宅街の中に現れる「townsfolk coffee
水出しコーヒー(コスタリカ)とバナナブレッドで遅めのモーニング
townsfolk coffee の斜め向かいにある「玉川公園」にてテイクアウトしたアイスコーヒー(今度はドリップでブラジル)をいただく

コーヒーを飲み終えて、この公園に併設されている施設が気になったので近づいてみた。

金沢市立玉川図書館 侵入したら金沢観光どころでは無くなると思ったので、外観を眺めるのみとした
この施設の説明書きを見つけた。昔はたばこ工場だったらしい。

金沢ジャズストリート2022

香林坊周辺の路地を歩いていると、ふと何なら生演奏っぽい音楽が聴こえてきた。音のする方へいってみると、メジャーデビューしているアーティストが生演奏していた。JiLL-Decoy association(ジルデコ)さんである。ひとまず、演奏終了まで楽しませていだきました。たまたま中のたまたまですが、無計画に歩いているからこその出会いでした。

JiLL-Decoy association(ジルデコ)さん演奏中。片町きらら広場会場にて。

金沢民のソウルフード!?中華料理チュー

調べてみると、餃子屋が沢山ある。金沢民は中華好きなのか?と思い少し調べてみるとこんな記事が。

【日本麺紀行】石川県民のソウルフードとも称される石川県限定ラーメンチェーン店「チュー」とは?

チェーンだが、地元民に愛されるからこそのチェーン化も考えられる。ということで、観光地から離れて住宅街へ。

チェーンでいくつか存在しているが、僕が行った店舗には観光客らしき人はいなかった。かわりに近所の方が来店していた。
まずはビール!昼からビールは車がない旅の醍醐味!
羽付の餃子がででくる
ラーメン×ミニチャーハンセットを注文。麺硬でお願いした。
スープ見た目から塩ラーメンぽいと思っていた。麺は旭川の中細麺よりは細いが、博多ラーメンほど細くはない。これは徳島ラーメンの細さや山岡家の朝ラーメンと同じ太さだと感じた。

そういえば、注文時に何ラーメンを注文するかについて質問されなかったので答えてもいなかった。会計の時に聞いてみると実はこれが醤油ラーメンとのこと。塩ラーメンもメニューにラインナップされていたので、次はそちらを食べたい。

金沢出身の建築家を知る

犀川大橋付近の雰囲気が良すぎて、川辺を散歩していた所、元々目指していたはずの21世紀美術館からかなり離れてしまっていた。旅なんてこんなもんである。Googleマップを眺めていると、近くに建築美術館を見つけたので、侵入してみることにした。

犀川大橋 旭川にある旭橋感。だから無意識化で親しみを覚えたのか!?
犀川を望む。山側を向いて撮影した。
谷口吉郎・吉生記念 金沢建築館 吉郎さんがパパで吉生さんがその息子。吉郎さんは東京国立博物館や上述した金沢市立玉川図書館の設計者。

Day 3 後編に続く…。

金沢はみどころたくさんで面白いですね。では、後編に続きます。

【Day 2】船上生活はとても快適 | 船・バス・電車・飛行機 全てに乗ります旅

2022年9月のシルバーウィークの9日間を使い、行ったことのない場所へ、乗ったことのない乗り物で目指す旅。2日目。

以下のような感じで行動予定。


Day 2 船上生活はとても快適

夜は眠れたかい?

前日、苫小牧港を23時半に出発してから日を跨ぎ、その後朝6時になってもdocomoキャリアはインターネット通信を継続することが出来ていたのと、マットレスが固すぎることが原因でなかなか寝付くことが出来なかった。

早朝5時半頃、青森付近を航行中

朝もサウナへ

起床は、9時51分。固いマットレスのおかげで寝返りを打つことができず、体が痛い。また、客室内は空調がよく効いているためかとても乾燥しており、軽く喉が痛かった。

そんな体に鞭を打ち、朝8時から開始している大浴場へ向かう。

もちろん明るくなっているので、昨日とは異なり露天スペースからは日本海を眺めることができた。また、なんとサウナ室にも窓があるので、海が見え、日差しも少しばかりか入ってきていた。景観レベルは最高と言えよう。

サウナ室の温度計は98℃を指していた。昨日乗船時は93度だったので、少し上がっている。寝起きの体に、熱気が染みますわ。

台風14号にフェリーが近づいているのが原因なのかはわからないけれど、外気温は体感30℃を超えており、また湿度もとても高い。水滴を帯びた体にとってはいつまでも寒く感じない気温で、個人的にはこれくらいの気温での外気浴が一番好きだ(情けない話だが、外が寒い中に長時間いると一瞬で頭痛になる)。だから、南の島×サウナは全然アリだと思っているのだけれど、沖縄の先輩方(2022年3月の沖縄ワーケーションでよく行っていた、本部町”さんだぁー“の店主や常連のお父様方)はまったくサウナに興味は無いとおっしゃっていた事を思い出す。

まあ結論、船中サウナは最高です。

露天スペースからもこのような景色が見える

船上サ飯、瓶ビールと共に

やっぱり瓶ビールだね!
新日本海オリジナルビーフカレーとローストビーフ

電波断たれる…

上述のとおり、本日は5時半頃はdocomoキャリアにてインターネット通信が可能である事を確認したが、起床後からは一度も通信出来ていない。

船内アナウンスでは、11時半ごろに「佐渡のはるか北上を航行中です。」と行っていたので、まあここからが船上での本当の過ごし方になる。

現に絶賛この記事を書いているのは、やれる事の選択肢が、本を読むか、写真を撮るか、これを書くくらいしかないからだ。

しかしながら、電波を断たれたとたんにやれる事の選択肢がほとんど無くなる。逆に言うと、スマホがインターネットに接続できてしまえば、選択肢が豊富になるということ。日常の選択肢が豊富な状態では、こんなに集中してブログなんか書けていないが、今はこれを素直に書けていることを嬉しく思う。

選択肢が多いことが、幸せだという事では無いみたいです。

洋上昼寝

サウナに入り、飯を食べ、ビールを飲み、この記事もだいたい書き終えやること無くなってきたので、各デバイスを充電しつつ昼寝。

2段ベットの上が無いコンパートメントにしたので、圧迫感は無い
コンセントは一人一つ与えられる。100Wらしい。時間はたくさんあるので、分岐のやつがあれば一度にたくさん充電できたなぁ。事前リサーチ不足ってやつです…。

そうそう、皆さんInstagramのDMやLineなどメッセージいただきありがとうございました。洋上では、たまに電波が1つ立つくらいで、こちらからのメッセージも書いた後、送信完了するまでに時間差があり、申し訳ない限りでした。

昨今だと、どこにいてもスマホで瞬時にやり取りできるので、別の場所でもまさに同じ時間を過ごしていることに疑いは全くないですが、文字のやり取りですらラグが発生すると、自分がまるで遠い宇宙にいて、光が届くのにも1分くらいかかる場所にいるような感覚になりました(笑)。もしかして、これがディーター!? from http://de-tourmagazine.com/

船上3回目のサウナへ

夕暮れ時、昼寝を終えて乗船から数えて3回目のサウナへ。散々書いてるので割愛するが、最後は100℃ちょうどでした。だんだん温度が上がっていくのが面白い。

【定期】サウナ後のビールとサ飯

関西が近づいてきたので、夜はアサヒで
三元豚のとんかつ定食。本当は新日本海自家製ハンバーグセットが食べたかったが、少しのタイミングの差で売り切れ。玄人は船内アナウンスでオープン直後に攻めるのだろう。

さようなら 新日本海フェリー すいせん

新日本海フェリーすいせんを下船し、敦賀駅へ移動。ものの10分で到着し、JRですぐに金沢へ向かいます。

敦賀駅 駅前は綺麗な感じで、旭川や帯広などの新しい駅の雰囲気。
しらさぎ15号 敦賀駅ホームにて

金沢上陸!格安カプセルホテルへ

金沢駅東口
金沢駅東口はなんかカッコいい①
金沢駅東口はなんかカッコいい②

カプセルホテルにつきました。信じられないくらい、コスパが良くて(サウナあるし朝食ついて3000円)たくさん写真も撮ったのですが、結局徹夜で旅程後半の調査をしていたら朝になってしまいました(笑)。

フェリーのベッドの横幅が に比べるとめちゃくちゃ広い
テレビも付いてるし中にいても楽しい

Day 3へ

日中は良い天気の中金沢観光できそう。夜は念願だった、ホテル日航金沢に泊まりつつ台風14号を迎え討ちます。

【Day 1】新日本海フェリー すいせん に乗る | 船・バス・電車・飛行機 全てに乗ります旅

2022年9月のシルバーウィークの9日間を使い、行ったことのない場所へ、乗ったことのない乗り物で目指す旅。1日目。

以下のような感じで行動予定。

  • Day 1(土)札幌出発 至苫小牧 フェリー乗船 敦賀へ
  • Day 2(日)夜 敦賀着 至金沢へ
  • Day 3(月)昼 金沢観光 夜 台風14号ご対面
  • Day 4(火)昼 金沢観光 夜 深夜バス? 至羽田へ
  • Day 5(水)第一回どこかにマイル 至(石垣 長崎 出雲 松山)のどこかへ
  • Day 6(木)(石垣 長崎 出雲 松山)のどこかに滞在
  • Day 7(金)(石垣 長崎 出雲 松山)発 飛行機にて 至羽田
  • Day 8(土)第二回どこかにマイル 至(伊丹 帯広 函館 新千歳)
  • Day 9(日)(伊丹 帯広 函館 新千歳)から 札幌を目指せ

Day 1 新日本海フェリー すいせん に乗る

本旅の動機、フェリーに乗りたいという自分の思いに応えて、1日目は札幌を出発し、苫小牧 – 敦賀を結ぶフェリーに乗りました。

趣味がフェリー乗船のお父さんに出会う

札幌駅からJRで南千歳駅に移動したのち、苫小牧東港フェリーターミナル行きのバスを待つ間に話したお父さん。旅行ですか?と尋ねると、北海道へは出張で来たという。話を聞くと名古屋へ帰るために、なんとフェリーを使うとのこと。フェリー乗船が趣味とのこと。

そんな彼に僕は安易にも聞いてしまった。どこの部屋に滞在するのか…?

A. ん?スイートだよ。

ぽろっと返答いただいた。そんなお父さんはフェリーの楽しみ方を誰よりも知っているはず。何が楽しい?フェリー??

A. 海を見ながら飲む酒

at スイート が抜けていたが、まあつまるところゆっくり流れる時間の中、静かなスイート客室にて飯と酒を嗜みながら眺める景色は最高ということですね。

あぁ、スイートに泊まりてぇ(笑)

ちなみに、この時のスイート客室の利用運賃は5万8000円程度。意外と手が届く値段であった。いつか、乗ってやりたいですね。

さぁ、乗船!

苫小牧東フェリーターミナルと乗船したすいせん
ツーリストA 最も安い運賃の客室 2段ベットの上が無い所を選択したので圧迫感はなさそう 安眠できることを願っている(笑)

船サウナは最高!

今回乗船の新日本海フェリー すいせん 。なんと、大浴場にサウナと露天風呂を完備している。

船の大浴場 水風呂は無いがサウナと露天風呂を完備している

乗船後、なによりも優先してチェックした。ドライサウナ 93度。水風呂は無いが、20度程度の水シャワーを浴び、露天風呂へ。この時、まだ船は港を離れていなかったが、外の風が露天スペースに吹き込み、熱った体を冷やしてくれる。事前リサーチで把握していたものの、しっかり船中サウナでととのえるとは素晴らしい限り!


Day 2へ

明日はついに北陸上陸。台風が来る前に金沢にしっかり移動できることを祈っている。